昼間には見られない不穏・せん妄など

新人の看護師が驚くのが、昼とは違う夜間の患者さんの一面ではないでしょうか。
せん妄は夜間に現われることが多いですから。その変化にはどうしても驚いてしまいます。

 

せん妄の原因としては、高齢・認知症などの準備因子、代謝障害・薬物の影響などの直接因子、ストレス・不眠・強制臥床などの誘発因子といったものがあります。
基本的に回復可能で、一過性のため、治療でほとんどは改善します。ゆっくりと進行する認知症とは違い、日内変動があります。
夜間のせん妄には多くのパターンがあり、対応の仕方も異なります。新人の場合は、まずは先輩看護師に報告しましょう。

 

例えば、突然「家に帰る」と夜中に言い出すことがあります。それに対して、「ちゃんと寝てくださいね」などと押さえ込むような説得は逆効果です。
「○○さんは、家に帰りたいんですね」と話を聞いてあげてから、「今は夜だから、帰ってもみんな寝ていると思いますよ」などと言ってみましょう。
「それもそうだな。だったら寝るか」と納得することも。

 

先輩がどんな対応をしているのかを見て、上手な先輩のやり方を盗みましょう。

 

生活のリズムを整え、夜はぐっすりと眠ってもらうのもせん妄の予防になります。
高齢の患者さんなどの場合は、昼間にできるだけご家族に来てもらい、散歩や会話をすることで、夜によく眠れるようになることも。
昼夜逆転を改善するためには、睡眠薬で一度夜によく眠ってもらうのも方法です。

 

防ぐという視点も持っておくと良いでしょう。